中国訪問レポート1

谷川建設は創立30周年記念事業として、中国・雲南省に小学校を寄付しました。
2007年9月、「谷川中日友好小学校」と改名されたその小学校に社長が訪問。その模様と雲南省の人々の暮らしをレポートします。

1.学校建設の背景

谷川建設の本社は長崎市にあります。
長崎といえば鎖国時代以前の古くから異国との交流が盛んで、ご存知のように今でも異国情緒あふれる街として知られています。
特に中国とは海を挟んで差し向かいの土地柄、日本三大中華街の一つが存在するほど、歴史的な繋がりが強く文化的交流も盛んです。
今でも姉妹都市提携がなされたり交換留学生を派遣したりと、公的規模から草の根レベルまで様々な親善活動が活発に行なわれています。
そんな中、当時会長の谷川弥一が、日本で生計と学費を稼ぐためにアルバイトをしながら勉学に励む中国人留学生を見て、自分の若い頃の姿と重なり感銘を受けます。
「彼らに何かできることはないか」。
この時、会長が中国総領事館に相談したことが、中国の学校建設への発端となるのです。
中国総領事館からの回答は、以下のような内容でした。
『義務教育を受けるのも困難な地域の学校環境を整える活動に協力頂けないか』。

そこで早速、会長は、2001年に谷川建設創立30周年記念事業として中国・雲南省の回龍小学校に学校建設のための費用を寄付します。
2003年、寄付金による校舎と宿舎が完成。
これを機会に回龍小学校は「谷川中日友好小学校」に改名されました。
そして、2007年9月、社長が回龍小学校への初訪問を目的に中国・雲南省に飛び立ちました。